無題
ついさっきまで咲いていた桜並木も、初めから何もなかったかのように散った。
4月なのにこんな暑さにまで上がるのなら、春はどこに行ってしまったのか。
今年の夏も大変だ。
幾度の卒業シーズンを超えてきたが、今回が一番心に来るものがあるように思える。
それは人生で学生最後の年であるからだ。
就活で自己分析をすることが多く、これまでの人生を振り返ることも多かった。
大学4年の卒業は、まだ2年あるからと思うことがあってそういうことはほとんどなかった。
あと一年。
今後、後悔とか悲しくならないためにも頑張らないといけないなと思う。
反面、さらに先のことを考えると虚無感を覚えることも多々ある。
こうやって話したり遊んだりしているけど、いずれ接点を持たなくなる。
というのが寂しい。
これは今の情報社会に馴染めない自分の感覚がある。
お別れをしたのに、お別れない。
まるで、「じゃあね」と言って友達と別れた後に同じ方向の道を帰る気まずさ。
高校で「0か100か」の完璧主義を辞めたはずなのに、未だにこびりついている。
「将来関わらないこと」= 「あの時間が意味がなかった」とまでは言わないけど
結局、その場を寂しくないようにするだけの繋がりだったのかな。
人生は死ぬまでの暇つぶしみたいなものだからそう言えばそう言える。
こういったことを考えるとthe pillowsのストレンジカメレオンという曲の一節を思い出す。
「いつか懐いていた猫は、お腹空かしていただけで。」
たまにでもお話しとか、遊べると良いなと思う。
実際自分から誘えばいいとは思うけど、相手のことを想うと
煩わしいかなと思ってしまって一歩踏み出せない。
ここも自分からできるようにはなりたい
いつ頃から冷房使えばいいのかな〜